──そんなワケで今回は、総力特集・斉藤真木子第2弾です!
ていうか、何でまっきぃ(斉藤真木子)なんですか…!?
──ざっくり言うと、総選挙ランクインおめでとう企画なんですけども。
えっ、私もランクインしたんですけど…。二村は祝ってくれないんですか?
──えっと、今年はランクインされた方も多かったので…。そんな中でも、めでたくカップリング曲のセンターをゲットした真木子さんにフォーカスしようかと。曲名も「君だけが秋めいていた」で、この時期にぴったりな感じですしね。
ふーん。「君だけが秋めいていた」…どういう曲でしたっけ?
MVでウェディングドレス着てた曲ですか?
──それは「君にウェディングドレスを…」ですね。「君だけが秋めいていた」はバスに乗ってる曲です。今回、特集第2弾の座談会参加メンバーとして、お三方に集まっていただきました。
そういうことだったんですね。まっきぃとはたまにプライベートでも遊びに行ったりしますよ。こないだもいっしょにプールに行ったし。
私は、同じ部屋に住んでたつながりですかね。あと、第1弾の時にぐぐたすで、「私もさいまキッズなのに何で呼ばれないの」って文句言ってたからかな?
えっ、おしりん、さいまキッズだったの!?
……えっと、まぁ、はい。
今すっごい間があったけど何なの!?
……真木子さんのことは、普通に好きっすね(恥ずかしそうに)。
なるちゃん(市野成美)たちみたいなレベルで好きってこと?
あそこまでベタベタはできないんですけど…。
おしりんはいいとして、私とはるたむは何で呼ばれたんですか? 謎なんですけど。
──ゆかりさんも二村さんも、過去に真木子さんのことをすごく慕ってた時期があるらしいじゃないですか。調べはついてるんですよ。
え~、それもう本当に遠い記憶すぎますよ。かなり掘り返さないと思い出せない…。
──だれしも若さゆえの過ちってありますからね。
ちょっと、言い方(笑)。けど、確かにそんな時代もありましたね…。
──ではまず、みんなのアイドル・山下ゆかりちゃんから、真木子さんとの出会いのエピソードを教えてください。
私は、チームE 1st「パジャマドライブ」公演の頃だったと思います。その時、真木子はまだ研究生で。
よ、呼び捨てですか…!? 先輩ですよ!
ゆかりさん、真木子って呼んでましたっけ?
いや、普段はまっきぃって呼んでるよ。最初は真木子さんだったかな。歳はあっちが1コ上だけど、うちらもうタメみたいなもんだから。会ったらいつも「ウェ~イw」って拳と拳を合わせて挨拶してますよ(笑)。
──2人はちょっと近いノリありますよね。あふれ出すリア充感というか。
そうそう。SKE48に入った頃から「真木子に似てる」って言われてましたね。
──確かに、よくよく見ると顔も似てるような…。
“アジアンビューティー”とか書いといてください。そう言われていくうちに、だんだん意識してきちゃったんですよ。「パジャマドライブ」の時、まっきぃは研究生だったんですけど、よくアンダーで出てくれてて。ダンスも上手だし、みんなをすごい引っ張ってくれるので「神様・仏様・斉藤様」ってぐらい尊敬してたなあ。先輩として、本当にいろんなことを教えてくれましたよ。
そんなにありがたがってたんですね。
もう、拝んでたからね、うちら。斉藤さまのおな~り~って。そんな時期が私にもありました…。
──その頃のゆかりさんは「真木子Jr.」なんて自称してたという情報もありますが。
真木子Jr.……あ~、言ってた言ってた! そういうのもありましたね。
なんなんですか、真木子Jr.って?
真木子Jr.知らないの? 真木子さんをリスペクトする若手の集まり、みたいな感じだよ。もう何か、恥ずかしくて思い出したくない過去なんですけど…。
──真木子さんのぐぐたすによると…2012年当時、真木子Jr.には山下ゆかり・木本花音・酒井萌衣・都築里佳・磯原杏華の5名が在籍していたらしいです。
そうそうたるメンバーじゃないですか。そんな団体があったんですね…。でも、何でそんなに恥ずかしがるんですか?
だって今となっては「ウェ~イ真木子~」って感じで接してるからさ。今さら「昔、好きだったんですよね…」なんて言うのは恥ずかしいよ。
──きっと真木子さんもゆかりさんも、お互いに好感度上がる話だと思いますよ。恥ずかしいとは思いますけど、頑張って記憶を掘り返してみましょう!
わかりました、覚悟を決めます。正直、あの頃は真木子さんを崇拝してました。「真木子さんみたいになりたい」って思ってましたもん。最初の頃は踊り方とかも真似してたんです。真木子さんならではの、激しい曲で頭を振ったり、大きく動いて見せたりとか。そういうのを見習ってましたね。
今は見習ってないんですか?
今はそうだね。ゆかりちゃんはもう自分の道を歩いてるので。
──さらっとカッコいいこと言いますね。「パジャマドライブ」公演きっかけで真木子さんに影響を受けたということで、そこからどれくらい真木子Jr.として活動してたんですか?
たぶん「逆上がり」公演の途中までですね。「逆上がり」前後で真木子さんがチームEに昇格して、普通に仲良くなっちゃって。ずっと手が届かない存在だったし、尊敬の眼差しで見てたんですけどね。
正式にチームメイトになっていっしょにやっていくうちに、先輩後輩の垣根が自然となくなっちゃったっていうか。まあ、ゆかりが人として成長して、真木子さんから巣立ってしまったっていうのもあると思うんですけど。
──へ~。とはいえ、2期生の大先輩じゃないですか。その壁がなくなったきっかけってなんだったんですか?
実は一度、すっごいケンカしたことがあったんですよ。ある日の「逆上がり」公演で、私がMCのお題をいくつか提案したら、斉藤さんがことごとく却下するんですよ。その頃、何回か似たようなことがあったので、さすがに頭にきてケンカになっちゃって。
泣きながら「もう無理。じゃあ真木子さん考えてよ!」って。真木子さん的には、泣いてるゆかりが許せなかったみたいで「何なのいきなり?」みたいに言ってきて。ゆかりも「真木子さんいつもそうでしょ、こっちが考えたことにダメ出しするだけで何もしないじゃん」って言い返して。
それからしばらく二人でお話して、何とか和解したんですけど。最初はそんな風に先輩に対して意見を言えなかったんですけど、その時がきっかけで何でも言い合えるようになったかな。
あの真木子さんとケンカできるなんて、すごいですね…。
私だったら絶対できない…。その勇気がすごいですね。
何かみんな、斉藤さんのこと恐れすぎじゃない…!?
いや、怖いですよ。存在がビッグすぎます。
──確かに、真木子さんは迫力すごいですからね。そこに噛みつくゆかりさんもなかなかいい肝っ玉してますね…。
その一回しかケンカしたことないですけどね。今では普通にいっしょに遊びに行ったりするけど、レッスン場で会ったりすると「あっ、おはようございます」って敬語が出ちゃったりして。普段はまっきぃ呼びなのに。
何かゆかりさん、まっきぃって呼んだり斉藤さんって呼んだり、呼び方が定まらないですね。
こんなにまっきぃについて語ったことないからさ…何か緊張して斉藤さん呼びになっちゃうんだよね(笑)。
──最初は何て呼んでたんですか?
最初は真木子さんって呼んでましたね。それからまきちゃん、まっきぃって変化してって、今はまっきぃで落ち着きました。
──お二人の関係性の変化が、呼び名に表れてたりして。
そうですね。入った時は雲の上の人だったけど、お互いにチームメイトとして切磋琢磨することで成長させてもらって、やっと同じ土俵に立てたというか。そんな感じです。その大げんかはひとつのきっかけになったし、今でも忘れられないですよね。