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Vol.8 竹内彩姫【前編】

旬刊 SKE48

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――初舞台『オサエロ』千秋楽から1ヶ月が経ちました。まずこの作品に出演することになった経緯を教えてください。

竹内いきなりマネージャーさんから「舞台って興味ある?」ってメールで聞かれたんです。そのときは「舞台を見に行くのかな?」と思ったんです。よくメンバーが出演する舞台を見に行ったりするので、そんなノリで「はい、あります!」って返信をしたら、「竹内に舞台出演の話が来てるんだけど」って言われて、最初はびっくりしました。 「以前ドラマに出演した時の演技が良かったから任せたいと思った」と言ってもらって。

――東海テレビで放送された「ショクバの王子様」ですね。花屋さんの妹の役でした。それまで舞台に対する興味って、どれくらいあったんですか?

竹内(研究生を除いた)2/3以上のメンバーが舞台「AKB49~恋愛禁止条例~」(以下、AKB49)経験しているんですけど、私は選ばれなかったんです。舞台を経験して輝いているメンバーを見て、うらやましいという気持ちもあったので、いつかやってみたいなとは思っていました。夢が女優一筋というわけでもなかったので。もちろん女優さんのお仕事もやってみたいですけど、私は何でもやりたいので、今回はいいきっかけをもらったなと思いました。

――「AKB49」が上演されていた時はどんな気持ちでしたか?

竹内悔しいとかは全然なくて、「これで毎日公演に出られる」と思いました(笑)。公演が大好きなので。その時は演技をすることよりも、とにかく公演を休みたくなかったんです。公演が生きがいだったから、選ばれなくて悔しいとかじゃないんですけど、本番の舞台を見に行った時に「こういうことも挑戦してみたかったな」って思ったという感じです。

――いま横を通っていった荒井優希さんと青木詩織さんに「AKB49」のゲネプロが終わった直後にインタビューしたら「私は劇場の番人になります。みんなが舞台に出ると、(シャッフルで)いろんな公演に出られて楽しい」って言ってました。

竹内私も同じ気持ちでした。最初は……。

――今回の舞台はけっこう忙しい中での出演でしたよね。体力的には大丈夫でしたか?

竹内ほぼ毎日名古屋を往復してました。ほぼ毎日新幹線に乗ったのは初めてでした。美浜海遊祭のリハーサルがあるから帰ってきたり。でも眠いとかはなくて、大丈夫でした。でも、知らないうちに移動疲れはあったのかなと思います。

――タフですよねぇ。

竹内はい、ぜんぜん大丈夫でした。

――初舞台はどうでしたか?

竹内まずお稽古の時点ではどんな髪型で、どんなメイクで、どんな恰好でいけばいいのかも分からなかったんです。お稽古の時点で役になりきって行くべきなのか、普段のレッスンみたいにありのままの自分で行けばいいのか、何も分からなかったので、共演者の皆さんが一から全部教えてくださって、どうにかなりました。

――たとえばどういうことを教わったんですか?

竹内「初めてのお稽古は衣装を着るわけじゃないから、レッスン着を持ってきて、髪型も自由。だんだん中身が固まってきたら、演じるために髪型も役に合わせて変えていくんだよ」って。始まって1週間くらいで、髪型も役と同じ三つ編みにしてました。上は『オサエロ』のTシャツで、下はモンペをはいていました。

――出演が決まった時に、ブログに「舞台経験があるメンバーのアドバイスを受けたい」と書いてましたけど、どなたかのアドバイスは受けましたか?

竹内(山内)鈴蘭さんです。まだ私は誰にも言ってない時に知っててくださって、最初に声をかけてくれました。「さきぽんはさきぽんらしく頑張ればいいんだよ。純粋にその役を楽しめばいいよ」って。

――山内さんの他には?

竹内決まってからは、メンバーとしゃべる時間すらなくて…。もちろん、応援はしてもらいましたけど。らんらん(山内鈴蘭)さんはたまたま握手会が隣のレーンで、時間も同じだったからしゃべる機会がありましたけど、それ以外は空いている時間を見つけては台本を読み込むぐらい、本当に時間がなかったのでアドバイスを聞く時間もあまりなかったです。

――それは大変でしたね。稽古期間中にいろいろエピソードがあったみたいですね。

竹内お稽古で筋トレやストレッチの時間があるんです。いつもは洋楽とかなんですけど、「『意外にマンゴー』を流そう」ってかけてくださったり。共演者さんがマンゴーの何かを見つけるたびに私に写真を送ってくれるんです(笑)。あと「マンゴージュース買ってきたよ」とか、一緒にマンゴーを愛してくださいました。

――初日を迎えた時はどうでしたか?

竹内いろんな方に「(SKE48劇場で)舞台慣れしているから大丈夫だよ」と言ってもらったんですけど、そうでもなくて。私は何をするにもほとんど緊張しないんですけど、初日は緊張しました。 ■オサエロ第二次世界大戦末期、特攻隊員の基地を舞台に男女3名の幼馴染の運命を描いた作品。竹内彩姫は特攻隊員の世話役の学生・昭代を演じた。

――竹内さんが演じた昭代についてお聞きします。昭代と竹内さんが同じところと違うところはどんな部分ですか?

竹内同じところは強がりなところ、弱いところを見せたくないところ。悔しいとか哀しいっていうのを表に出したくないタイプですね。ずっと自分が守ってきたところを新しく来た夏子ちゃんっていう年上の後輩に譲れなくて怒鳴るシーンがあるんですけど、私は絶対に怒鳴らないので。そこだけは違うなと思いました。似ているところはありつつ、強い女の子の役だったので、こんなふうに芯の通った子になりたいなと思いました。

――この作品をやることで、いろんなことをやりたいという話を最初にしていましたけど、より舞台女優をやってみたいとか、そういうことを思いましたか?

竹内思いました。やりたいなって、思った自分にもビックリしました。始まる前は「いい経験をさせてもらったな」で終わるのかと思ったんですよ。だけど、もう一回舞台に出たいと思った自分がいて嬉しかったです。それぐらいこの作品を大事にしてこれてたんだなって。

――舞台が終わって、竹内さんは次のステップに向かおうとしているわけじゃないですか。いま一番やりたいことって何ですか?

竹内いま一番やりたいのは舞台『オサエロ』で名古屋公演をやりたいです。 。戦争ってつらいなっていう内容かなと思ったら、笑いあり涙ありで、こんなに心に来る作品なんだって。東京には行けないという方もいっぱいいらっしゃったのでやりたいなって。

――これからも舞台女優・竹内彩姫を…。

竹内やれたらいいなぁ。舞台が決まった時に、ファンの方がここまで喜んでくれるとは思わなくて。やっぱり初選抜の頃に比べるとグラビアとか取材のお仕事も減りましたし。初選抜の頃はファンの方も推していて楽しいと思うんですけど、総選挙も終わって落ち着いちゃって時期に、このお話をいただけて、ファンの皆さんに「いろんな竹内さんが見られて嬉しいよ」って言ってくれたのが凄く嬉しかったです。

インタビュー後編は10月15日の更新予定です。
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