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Vol.4 髙寺沙菜【前編】

2017年6月6日の公演で発表された、衝撃の脚の怪我による休演発表から2ヶ月。
8月7日の公演にて完全復活を遂げた髙寺沙菜。

「SNSや発信が苦手な私にとって、劇場公演は思いをぶつけられる、伝える大切な場所です。」(ブログより)と語るほど公演を大事にする彼女は、休演中に何を思ったのか。
彼女にとっての、公演、チームE、ドラフト1期生について聞いてみました。
旬刊 SKE48

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――今日のインタビューのテーマは、先日無事に劇場公演復帰を果たした髙寺沙菜さんのインタビューです。あれ、意外と声小さいですね?

髙寺そんなことないですよ(笑)。いつもこんな感じです。自分で調節できないんですよね。

――SKE48「意外にマンゴー」公演 Supported by ゼロポジ(以下ゼロポジ公演)のときに久しぶりにステージに立った髙寺さんに声をかけたら、返ってきた答えが「楽しいけど、チームEじゃないから」って。

髙寺そんなこと言いましたっけ? 恥ずかしい(笑)。そこをピックアップします!? ゼロポジ公演は楽しかったですよ。ツアーみたいな感じで。ツアーに出させてもらったときのように一緒に公演に出られないメンバーと出られる楽しさがゼロポジ公演の時にはありました。チームEだけで公演に出るのと、他のチームのメンバーでライブに出るのは、なんか違うんですよね。

――テレビ朝日サマーフェスティバルにはチームEとして出たじゃないですか。その時は「チームEとして出られて嬉しい」って言ってたのも印象的でした。

髙寺めっちゃチームEが好きみたいじゃないですか(笑)。

――ただ、その時も「チームEとして出られて嬉しいけど、劇場じゃないから」って言ってたんです。

髙寺ハハハ! 劇場公演というよりライブ感があったんですよね。劇場公演という私たちが基点としているものではないなという感じはありました。

――髙寺沙菜にとってチームEとは何か? 劇場公演とは何か? ということを聞いてみたくなったんです。テーマが大きいから少しずつ聞いていけたらと思うんですが、休んでいる間は途中でDMMを見るのをやめたそうですね?

髙寺初めは見る気でいたんです。家で見られるようにしているので、見ようと思えば全然見られる環境なんですけど、やめました(笑)。

――それはなぜ?

髙寺自分がいないチームEはこんな感じなのかっていうのを見るのが嫌でした。

――「髙寺、見てる?」っていうメンバーのメッセージも見てたのは最初だけだったんですか。

髙寺最初は見ていたんですけど、ずっとやってるって知らなくて。ファンの人がTwitterとかで「今日も(斉藤)真木子さんとか、どんちゃん(福士奈央)がやってたよ」って教えてくれるので、そこで情報は得ていましたけど。

――チームEがの公演を見ないで過ごしていた2ヶ月間、何をやって過ごしていたんですか?

髙寺後半はライブに出ていたので普通に過ごしてたんですけど、最初の1ヶ月は劇場公演に出ていないのが変な感じでした。チームEに昇格したけど、公演に出られていなかった初期の頃を思い出しました。

――あの頃はまだダンスもそんなにうまくなかったですよね? いまはダンスもバリバリできて……。

髙寺いやいや、そんな(笑)。好きですけどね、踊ることは。バリバリかと言われると、ちょっと分からないです。

――『SKE48 ZERO POSITION』(TBSチャンネル)でやってたドラフト1期生vsドラフト2期生対決では、最後まで残っていたじゃないですか。

髙寺それは自分がダンスが上手いとかではなくて、劇場公演に出る回数が多かったり、人前に出る数の差なのかなと思いました。間違えたら脱落するって結構プレッシャーがかかるじゃないですか。大組閣の後、公演に出られるメンバーをチームEのドラフト生から決めようみたいな時も、一瞬で覚えてすぐに踊ったことで次の公演に出られるか出られないかが決まってたんです。あの頃を思い出しました。脱落したらドラ1に貢献できないって思いでした。ドラフト2期生は1~2年後輩なんですけど。ドラフト候補生の時も、踊れるか踊れないかで分けられて踊ったりしていたので、そういう記憶が戻ってきて凄いプレッシャーでした。みんなも結構緊張していたと思います。

――一番最後まで残るんじゃないかと思われていた荒井優希が即脱落してしまいました。

髙寺優希ちゃんも「頑張らなきゃ」と思って、それぞれにプレッシャーを感じていたと思うんです。バラエティの企画なんですけど、ドラフト1期生は何事にも結構ガチになりがちなので(笑)。今回のことも、ドラ1としても負けられないし、先輩としても負けられないし、ドラ1として成果を残して凄いんだぞってことを見せたいっていう気持ちが個々にあったと思うんです。ドラフト生がピックアップされることはなかなかないので。

――ゼロポジの期別対抗運動会もドラフト生は参加できなかったですし。

髙寺そうなんですよ。負けたドラ2も私たちと同じくらい、長年一緒にいたんじゃないかと思うくらい絆が強くて、ビックリしました。ただ、ドラ1は後輩だからって手を抜かないんですよね。そういうところはあるんですよね(笑)。最後に相撲対決をしたんですけど、絶対に勝ってるんだから弱い私を出してもよかったのに、負けたくないから絶対に勝てそうな(高塚)夏生ちゃんを出すし。ガチなんですよ。「できない」というレッテルを貼られるのが悔しいんですよね。ドラフト1期生は初期の頃にポーンと昇格してしまったので、できないまま入ったっていうのも大きくて、全体から見ればそういうことを言われていたかもしれないし、どちらかというとあまりいい印象ではなかったと思うんですよね。1期生はとくに。

――風当たりが強かったですよね。

髙寺一つのことで、ドラフト生全員に「できない」っていうレッテルを貼られるのが凄く嫌で、それでみんなガチだったんじゃないですかね。

――初めてのドラフトということで、先輩たちも全然慣れていなかったと思うんですが、そこはあまり深く掘り下げません(笑)。そうやって得た劇場公演の中の自分のポジションはもの凄く大事にしたいものなんでしょうか?

髙寺初めてもらったポジションなので。「手をつなぎながら」公演のときは、他の先輩がやっていたポジションをやらせてもらっていたんですけど、今回はAKB48さんの楽曲を借りていることもあって立ち位置表がない曲もあったので、その立ち位置表に自分の名前が書いてあるんです。そういうことはなかなかないので大事にしたいなと思いました。

――確かに立ち位置表に書かれているのはオリジナルメンバーの名前ですもんね。

髙寺そうなんですよ。自分がポジションをスライドして違うポジションをやらせてもらう場合は、「髙寺のポジション」って呼ばれてもそれは自分のポジションじゃないんです。他の子が私のポジションに入ってるから、その子に言ってるんですけど、立ち位置表に自分の名前があるって凄いなと思います。

――そういう思いを持ちながら勝ち得たいまのポジションを1~2ヶ月離脱するというのは、もの凄い決断だったんじゃなですか?

髙寺いない間に若い子も出てきて、自分のポジションを浅井裕華ちゃんがやってくれていたので、取られるんじゃないかなって気持ちも正直言ってありました。私じゃなくてもいいんじゃないかな、みたいな。どこのポジションでもそうなんですけど、私が一番端っこのポジションをしていたとしても、きっと怖かったと思います。公演に1~2ヶ月出ないというのは、「代わりの子でもいいんじゃない?」って言われたらって。いまはチームEは16人しかいないので絶対公演には出られるんですけど、17~18人いた頃だったら「いま休んだら、絶対その子にポジションを奪われるんだろうな」っていう気持ちでした。ポジション交換をさせられるんじゃないかな? とか(笑)。いろいろ考えちゃいますね。

――劇場に出ないと不安になっちゃうんですか?

髙寺場数を踏むと成長するじゃないですか。私が出なかった間、その分みんなが私より成長しているということは、自分の何かが欠けていくんじゃないかと思っていました(笑)。

――劇場には行かなかったんですか?

髙寺行かなかったですね……何でだろう? 行きたいと思わなかったです。部外者感がハンパなかったです。行っても公演には出ないし、見ることも勉強になるから行ったほうがいいかなとも思ったんですけど、「いま見ちゃうとダメだな」って思ってしまいました。

――自分がチームEの一員じゃなくなってしまうような感じですか。

髙寺劇場に行ったらみんなも絶対に歓迎してくれて、感想も聞いてくれていたと思うんですけど、なぜか行けなかったですね。

――「SKEフェスティバル公演」は髙寺沙菜にとって凄く重要だということですね。

髙寺そうですね。その公演のリハーサルをしている時、振り入れをしている時は新しいものを一から作るってことで、前から仲は良かったんですけどより一層絆が深まったような気がしました。誰も知らないものをみんなで作り上げていく中で、先輩はもちろん「ここはこうなんじゃない?」ってことを言ってくださるんですけど、後輩も間違えた振りを訂正したり「ここはこうなんじゃないですか」と意見を言えるようになりました。みんなが変われた公演なんじゃないかなと思います。

9月5日アップの後編では、チームメイトの菅原茉椰を迎えて、公演について更に深く聞いていきます。また選抜への思いも聞いてみました。
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